zo-santotea’s diary

読書日記。1週間に3回アウトプット。

2020-01-01から1年間の記事一覧

『すべての見えない光』アンソニー・ドーア

長い話しだった。翻訳された本ってあんまり読まないから、時間かかった。 そして、ドイツの人の名前が全く覚えられなかった。 最後に感動してしまった。そして、主人公の男の子も生きて欲しかったな。 孤児で、孤児院で育てられている兄弟。大きくなれば炭鉱…

『大君の通貨 幕末「円ドル」戦争』佐藤雅美

1984年に書かれた本というのが驚き。 幕末に金が流出したのは知識として知っていたけど、それが何故かって考えなかった。 名目貨幣。 日本があの時代に考えて実行したすごいこと。今だと当たり前だ。1万円札には1万円の価値はないけど、1万円だ。法定通貨と…

『絵本 星の王子様』サンテグジュペリ

わかんなかった。え??って感じ。 美術館もあるし、みんな好きなのかなって思ってて、でも読んだことなかったから手を出してみたけど、伝えたいこともわからなかった。 大人じゃなくて、いつまでも子供の心でいてってことかな。 概念的に考えるんじゃなくて…

『ミヒャエル・ゾーヴァの世界』ミヒャエル・ゾーヴァ

名前は聞いたことある。最近の人で絵を描いてるってくらい。 画集を見たいなと思って手に取ってみた。 何気ない日常の世界に動物がいて、え!!なんでここみたいな感じで面白かった。 風刺画だからコミカルで。 スープの中で豚が遊んでる絵なんてこれからも…

『光陰の刃』西村 健

血盟団事件で殺された三井コンツェルンを作った団琢磨の話ということで、もっと経済的な話しかと思って読んでいたら、全然違った。 団琢磨の男っぷりが書かれた本だった。あと、その団琢磨を殺害した首謀者の井上日召の生涯。団琢磨が留学して三池炭坑を作っ…

「世界のビジネスエリートが身につける教養としてのワイン」渡辺順子

ワインはジュリアスシーザーが広めたんだね。ブドウって痩せた土地でもできるからいっぱいつくってワインにする。そのうちキリスト教的に重要な飲み物になってきた。 ブランドを確立したフランスのワイン。畑に水を巻いちゃいけないとか、厳格な管理をしてき…

「原田マハの印象派物語」浜田マハ

印象派の絵は好きだ。 モネ、ルノワール、ゴッホ。私は風景画のあの色合いが温かみを感じで好き。肖像画というのか人が書いてある絵はあんまり好きではないぽいと最近気がついた。 そして、今回本を読んで気になったのがカイユボット。色が暗めの絵を描くな…

「愉楽にて」林真理子

こんな世界もあるんだろうな。私には縁がなさそう。 大学のときあー、裕福な家で育ったんだろうなって人に会ったけど、そこまで仲良くなれなかった。 その時人に言われた、〇〇ちゃんはアイスを食べると言うと大きなお皿になったちょこんとしたアイスを指し…

「4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した」マイケル ポーンスタイン

年に一度は戦争系のものを目にするようにしている。ただ、はだしのゲンをのぞいて、本を読むのは初めてかもしれない。 映像の方がぐろいから、暗くなるけど読めた。 よく過酷なあの状況で生き延びれたなって単純に思う。 先を見通す力って本当に大切だ。その…

「昭和恐慌の研究」岩田規久男

想定よりハードな内容だった。そして、いろんな計算式はまったくもってわからなかった。 デフレからの脱却には人々のマインドを変えたことがポイントだと書かれていた。経済は心理なんだね。 国がインフレに向かって政策を進めていくという確信が必要なんだ…

「甘いもの中毒」宗田 哲夫

この本読んだことがある気がする。 MEC肉、たまご、チーズを中心に食べて、1日の糖質は130g。いっぱい噛んで食べる。 ちなみにごはん1杯(150g)は55gの糖質。6枚切りの食パン1枚で30gの糖質。 甘いものをやめられないっていうことが既に甘いもの中毒っていう…

「花だより みをつくし料理帳特別版」髙田 郁

スピンオフまで読んじゃった。ハマるって怖いわ。 こんないい話ばかりなのかとも思うけど、小説ですらやな展開だとやってられないよね。 昔から、不安を煽って壺を売りつけるみたいな商売あったんだな。そりゃそうか。人のさがってかわらない。 物語の途中ま…

「天の梯 みをつくし料理帳」髙田 郁

夜中に読み尽くしてしまった。寝たの4時ぐらいだし。子供みたいにはまっちゃった。 ハッピーエンドでよかった。特に源斉と結ばれて安心。こんなに支え合える仲っていい。身分の違いってほんと辛いね。家も身分も捨てるって決断して実行できる人少ないんだろ…

「美雪晴れ みをつくし料理帳」髙田 郁

物語も佳境に入ってきて、いろいろ話を回収してきてる。 手作り蒲鉾食べてみたいな。いまならネットで食べたいものレシピとか検索するといろいろ出てくるけど、試行錯誤しながら試すのも面白いのかもね。 気になるとやり方変えて試すし。ただ、変えるやり方…

「残月 みをつくし料理帳」髙田 郁

やっと息子の佐兵衛に会えた。 ここまでで8巻。話に齟齬とかないから、さすがだね。ドラマや映画になるのもわかるわ。 まさか、お寮さんが再婚を求められるなんて。なかなかの美人で機転が効くらしいから当然か。天満一兆庵での経験を活かすのだから、身につ…

「夏天の虹 みをつくし料理帳」髙田 郁

まさか又次が死ぬとは思わなかった。本当にびっくりな展開だ。 なんだかんだ言ってハマっている。 江戸時代の女の幸せは嫁いで子供産んで育てることみたいな中で、料理の道まっしぐらで好きな人と結婚するのも諦めるってすごいな。 それだけやりたいことがあ…

「新星ひとつ みをつくし料理帳」髙田 郁

人は与えられた器より大きくならない。 料亭の亭主に言われた言葉だ。自分で器を大きくするっていう方法もあるけど、それより自分の置かれている環境を器を大きくする方が楽だと思ってた。 そしたら次の話しで器を自分で広げるって書いてたあって、主人公が…

「小夜しぐれ みをつくし料理帳」髙田 郁

シリーズ第五段。そろそろ飽きてきた。 この作者のつぎのシリーズものもいいよって勧められたけど、しばらくは読まないだろうな。 牡丹について戯曲の作者の表し方がすき。 牡丹ほど恥知らずな花はない。これ見よがしで、かつ太々しい。愛でられて当然、とい…

「億男」川村元気

Amazonでおすすめされてたから映画を見たら面白かったので本も読んだみた。 どうしても映像が読んでて浮かんでくるけど小説も良かった。 お金ってなんだろう。値段、価値ってどうやって決めるんだろう。これって、ずっとテーマだ。 ブランディングがよければ…

「今朝の春 みをつくし料理帳」 髙田 郁

面白かった。一気に読んじゃった。 恋も友の話も進展があった。 親がいなくなるって庇護してくれる人がいないって子供にとっては辛いね。そして災害も。大きなお店が一瞬にして無くなってしまう。のえのえは水害、芳は火災。江戸時代はまあまああることだっ…

「日本史に学ぶマネーの理論」飯田泰之

貨幣について考えたことなかった。物々交換の利便性アップのために貨幣が発達したと思っていた。 白村江の戦いって日本にとって天気だったんだ。大軍を率いて中国本土に戦いに行ったけど、惨敗。国が一丸とならないといけないからと貨幣が生まれた。紀元前か…

「その痛み、手術しなくても治ります!」清水泰雄

腰が痛い。ぎっくり腰だから手術とかではないんだけど、藁にもすがる思いでいろいろ探してみた。 体の痛みの原因の多数が筋肉痛って話しだ。もちろん椎間板が変になって神経に触って痛っていうのもあるけど、押してみて激痛がはしるトリガーポイントが原因の…

「想い雲 みをつくし料理帳」髙田 郁

読みやすいし、ハマっているからするすると読める。 今回は作ってみたいなっていう料理はなかったな。内容的にもあんまり展開がないから、中だるみ感が否めない。 昔はそんなに物流も発展してなかったし、食材が東と西で違うのは当たり前かなと思った。今で…

「星の子」 今村夏子

で? と言いたくなる本だった。小説とか話しとかに無意識のうちにオチを求めてしまっていたんだなと感じた。 日常生活に劇的なことなんてそうそう起きないし、必ずしもオチがあるわけでは無いのにね。 そもそも私自身オチがある話が苦手だ。 宗教に凝ってる…

「花散らしの雨 みをつくし料理帳」髙田 郁

先が読めるから安心して読める。 親友と呼べる人との共通の笑える思い出ってなんだろう。小さい時から一緒に過ごした人って少ないなー。 今タイに行っちゃってるし。住む場所も学校仕事と変わってくると関わる人も変化してる。 昔仲良かった人にまた会いたい…

『八朔の雪 みをつくし料理帳』髙田郁

ほっこりする。私自身料理するの好きだし、食べ物が出てくる話しは読みやすい。 主人公に苦難がふりかかるけど、持ち前の前向きさやちょっとクセのある周りの人に助けられて、前進していく。 一生懸命な人ってみんな応援したくなるんだろうな。 江戸時代の台…

「脳にいいこと、悪いこと」生田哲

こういう本は気になってしまう。 脳には4つの特徴がある。 1,遺伝 2,外部環境からの影響 3,繰り返して定着 4,使ってないと捨てる 好きなことをやっていると脳も興奮してできるから、できるだけ楽しく、覚えたいことは積み重ねてやるといいよって内容。 脳を…

「正妻 慶喜と美賀子」林真理子

美賀子目線で書いてあった。激動の時代だしもう少し慶喜目線というか政治的な出来事も記載してほしかった。 美賀子は公家の生まれで、一条家に養子に行って、それで慶喜の妻になる。もともとは自由闊達に生きていたのに、江戸に来てからは慶喜の顔色を伺うと…

「戦神」赤神諒

この人の話は人情系だね。別次鑑連のちの立花道雪ぎ魅力的すぎる。またも泣いてしまった。大友落日記が一番おもしろいけど、次はこれかな。 そこまで落ちて、そこから登っていくストーリー。 家って、秀でた人がたまに出るけど、その子供まで秀でているかと…

「信長の原理」垣根涼介

後ろの参考文献に働かないアリに意義があるってあって他は信長系だったからなんでって思ってたけど、信長家臣の栄枯盛衰や考え方などを紐付けてあって、こういうのはじめて読んだ。 働く2、それにつられる4,働かない2。 何か突出したものがないように、均衡…