後ろの参考文献に働かないアリに意義があるってあって他は信長系だったからなんでって思ってたけど、信長家臣の栄枯盛衰や考え方などを紐付けてあって、こういうのはじめて読んだ。
働く2、それにつられる4,働かない2。
何か突出したものがないように、均衡させるためにこの法則が自然界にあると最後に悟ってた。
実際にどうなのかを蟻で実験するというのが信長らしい。
最強の軍を作ろうと精鋭を揃えるけど、だんだん見劣りするようになる人が出るし、やっぱり働かないというか輝かない人がいる。なぜだなぜだと考えてこの法則にたどり着く。
既存の常識を疑って自分で考えて行動する。地頭がいいっていうのがいいと思っていたけど、違う。常識と言われていることを疑い自分で考える。そういう信長や松永弾正の自分で考えているというのが突進する人の特徴なのかな。
最初は信長の目線でかいて、そのあと光秀とか秀吉とかの目線でも書いてる。視点が変わっておもしろい。
今の大河ドラマが光秀だからかこの本は余計に楽しめた。佐久間とか信長の部下の話しとか琵琶湖を囲む部下の配置の仕方とかへーはじめて知ったってことが多かった。
琵琶湖一周というか横断してみたいな。
ただ、長かった。
2020/4/6-4/18