義ってなんなんだろう。家につくすのと、その時の当主に尽くすのは違うんだろうな。
人によって考え方もがらっと違う。大友家のためと愚直に尽くすのってどうなんだろう、そもそも自分のお家が安泰だから尽くすものでは無いのかなと思ってしまう。読んでて歯痒かった。
時代小説って、結末がわかってるから安心して読めるという利点があると思ってる。ただ、今回は読む順番を間違えたから結末を知っているのが、ちょっと残念だった。
自分が一番守りたいものがなんだろうっていうのを考えさせられる本だった。左近は義であり、右近は家族。私も家族だな。
大友お殿様は家臣に本当に恵まれてるね。下の子供が可愛くて、上の子供を殺そうとするなんて、秀吉も似たような感じだし、歴史は繰り返すんだね。
ちょっと調べてしまったけど、大友家は宗麟の次の代で秀吉に改易させられるらしい。
有能な家臣を島津との戦いで失ってそうなってしまうのはこの殿様ならしょうがないと思ってしまう。
2019/3/22-3/30