泣いてしまった。主人公である18歳の良弘賀兵衛の成長ぷりがいい。戦略を巡らせたり、挫折したり、恋をしたり。周りの登場人物も特徴があり魅力的に描かれている。
そんな中で、大友宗麟がひどい。女好きで、美しいものが好き。醜いものが嫌い。
こんな君主に忠誠を誓う意味ってあるのかな。
ただ、家臣にはすごく恵まれていたんだね。北に大内や毛利、南に島津と大友家もがんばる必要あったし。
小原鑑元とか、府内攻めちゃえば良かったのにと思ってしまう。この人好きだな。
戦争がうまい人と政治がうまい人って違うんだよね。政治にとことん入らないか、うまい配下がいないと厳しいね。両方のバランスが取れる人ってなかなかいない。どんなチームを作れるかにかかっているんだよね。
事実としては残っているけど、解釈の仕方って何通りもあるから、これが本当かどうかはわからないけど、それぞれに思惑があってそれがどう行動と結果に表れるかってわからない。
宗麟の自分が美しいと思う所作をすれば自ずと美しくなるという心持ちは見習おうかな。
2020/3/13-3/16