文庫本が6巻にも及んだ。途中で飽きるかと思っていたが、読み切った。流石に最終巻は飽きてしまったけど。伏線があって、結末が想像できたというのもあったけど。
中学生ってこんな感じだなって思い出した。自分の周りだけが、世界でそんなに周りの人は気にしてないのに、自分の欠点が気になってしまう。
在学中に同級生が亡くなるという経験をした事がなかったが、もし経験したとしたら、真実が隠されている状況に納得しなかったとは思うけれども、自分たちで事実を明らかにしていこうとは思わなかった。そういう行動力が今は求められているんだろうな。
登場人物がたくさんいるけれど、一人一人の心情の変化などの記載がすごく面白い。
この中学生が大人になった後のことも短編が収録されていて、読んでてちょっとホッとした。こういうのってこの先のことは読者の想像に任せるっていうのが多いから意外だった。
多感な中学生に自分の子供がなるのはまだまだ先だけど、うまく乗り越えて欲しいなと願う。
2019/7/1-7/17