zo-santotea’s diary

読書日記。1週間に3回アウトプット。

「朝が来る」辻村深月

こういう子供とか家族系の本て最近興味を持って読んでるからか、すぐに終わってしまう。

 

なんだろ。不妊治療のすえ、養子縁組をした主人かである夫婦の事は葛藤とか共感できた。子供って当たり前のように出来るって思っているけれど、実際はそんな事はない。欲しくても産めない人、欲しくなくても妊娠してしまう人は多々いる。私の周りにも不妊治療をしている人は結構いたので、びっくりした。そして、成功した人しか知らないから、正直不妊治療の結果自分たちの子供を諦めた人も多数いるのかな。

2人のことだし、周りの親なども含むから辞めたいってなかなか言えないのかもね。費用も高いからサンクコストもあるし。

 

そして、子供を養子に出した14歳の母の事は納得いかないが、妊娠しても周りがなんとかしてくれると思う。その後も流され、流され生きている。でも、幼いってそういう事なんだろうな。もし子供が10歳くらいになったら、きちんと性教育をしないといけないなと実感した。

また、もしなにか発生したとしたら、きちんと向き合って当事者通しで話し合って決める場を設けないとダメだね。ただ、会わせないとか、おろせばいい、人生やり直せるなんて、何か間違ってる。妊娠ってやり直さなきゃいけない悪い事ではないもの。

 

血縁関係があるから親子の関係がうまくいくわけではないよね。養子だろうと実子だろうと関係ない。頭の良さとか遺伝で決まるところも多々あるけれど、周りの環境だと信じたい。

 

 

2019/6/17-2019/6/18