zo-santotea’s diary

読書日記。1週間に3回アウトプット。

『八朔の雪 みをつくし料理帳』髙田郁

ほっこりする。私自身料理するの好きだし、食べ物が出てくる話しは読みやすい。

 

主人公に苦難がふりかかるけど、持ち前の前向きさやちょっとクセのある周りの人に助けられて、前進していく。

一生懸命な人ってみんな応援したくなるんだろうな。

 

江戸時代の台所の様子とかも面白い。床にまな板置いて座って料理するんだって。炊事場も低くて座ってやる。そりゃ腰痛くなるわ。これ江戸の話で上方は違うらしい。

あと、茶碗蒸しに江戸は卵を入れないけど、上方は入れる。出しも江戸は鰹節で、上方は昆布。もっと交流があると思うけど、庶民とか大半の人は生まれた場所で一生を過ごすのだし、知らないのかな。私も日本のことはわかるけど、他の国のことは知らないしなー。何を知らないかもわからない。常識っていうか当たり前を疑わなくなってる。

 

成長しそうな人には恥をかかせる。その方が自分で学ぶから。

だめそうな人にはあれこれ先回りして準備をしてあげる。これは心に染みるわ。

食べたものを美味しいでもなく、面白いと表現するのは面白いな。

 

 

 

2020/6/15-6/18