血盟団事件で殺された三井コンツェルンを作った団琢磨の話ということで、もっと経済的な話しかと思って読んでいたら、全然違った。
団琢磨の男っぷりが書かれた本だった。あと、その団琢磨を殺害した首謀者の井上日召の生涯。団琢磨が留学して三池炭坑を作っていくのは面白く読めたけど、井上の方はなかなか進まなかった。
ああ、そう。みたいな。
なんで、昭和恐慌のあとドル買いしたかとかかいて欲しかったな。イギリスにあるドルが凍結されて、単純に決済用のドルが必要ってさらっと書いてあるだけだった。
団琢磨がいい人だという方向で進められてて、しっくりこなかった。
とりあえず、巡り合わせ、人と人との縁が人生の要所要所で大切だということかな。
いい人と知り合って、自分を輝かせていきたい。そして、それはお互い様。
三井財閥の本流は伊勢の松坂の商人。三井高利が江戸に開いた呉服店越後屋。明治政府とも緊密な関係を築いた。薩長とじっこんだった。
日蓮聖人は鎌倉時代に災厄に襲われてる時、法華経ではなく浄土宗を信じてるからだと立正安国論をうちだした。
2020/8/6-8/20