zo-santotea’s diary

読書日記。1週間に3回アウトプット。

「残月 みをつくし料理帳」髙田 郁

やっと息子の佐兵衛に会えた。

ここまでで8巻。話に齟齬とかないから、さすがだね。ドラマや映画になるのもわかるわ。

 

まさか、お寮さんが再婚を求められるなんて。なかなかの美人で機転が効くらしいから当然か。天満一兆庵での経験を活かすのだから、身につけてきた環境というのは、本当に大切だね。

 

盂蘭盆といって7/13から15までの3日間、鳥獣や魚など、命のあるものを殺生せず口にしない3日精進ってのが、江戸時代はやっていたらしい。当時と違って今は太陽暦だから8月のお盆の事だけど、普通に食べてる。そして、そんなことしていたなんて知らなかった。

 

温度によって味が違う。

塩味は冷めた方が感じやすい。熱くてちょうどいいと冷めると濃く感じる。お味噌汁の味の付け方で母に昔教わったな。味見して少し味噌が足りないかなくらいがちょうどいいって。懐かしい。

甘いものは人肌程度が最も甘さを感じる。あとは暑くても冷たくても鈍る。アイスとか人肌だとすごく甘いんだろうな。苦味は熱くしたときだけ柔らかくなる。

 

そして永遠のテーマの盛り方。料理はまずまだ味わうもの。

余白なしに料理をもると美味しく見えない。多めに盛り付けても3分の隙間をあけとくと美味しそうに見せてくれる。

お菜を盛る時、夏は器の6分ほど使う。秋から冬は7分ほど。季節によって変えるんだ。

 

 

2020/7/11