zo-santotea’s diary

読書日記。1週間に3回アウトプット。

「猫狩り族の長」麻枝純

想定してた内容と違った。どう想定してたのかはわかんないけど、自殺の名所で自殺を止めるボランティアをしている主人公が自殺を止めるところから始まって、しばらくはテンポ良く進んでて面白いけど、だんだん飽きてきた。

 

自殺するって親に迷惑かけちゃいけないとよく言われるけど、勝手に産み落としたのだから親にだけは迷惑をかける権利があるっていう理屈に衝撃をうけた。

ちょいちょい哲学的な思想が入ってきて、なるほどなーと思う。

 

人間自分が凡人だと思ったらおしまい。自分は特別って思っているうちが華だ。これ自己肯定力か。まぁ自分運がいいとか、そういうふうに思ってる方がいいよね。

向上していく人と留まる人に分かれるってのもあったけど、衰退していく人もいる。というか、むしろ向上しなきゃいけないということに疑問を持つようになった。今満足していればいいじゃん。効率とか向上とか求めすぎても疲れちゃう。

 

そしてなにより幸せだと自分で感じていることが大切。人にどうこう言われるかではない。自分自身が自分は幸せだと思っていたらそれでいい。

 

 

2021/11/28-12/12