zo-santotea’s diary

読書日記。1週間に3回アウトプット。

○「選択の科学」シーナ・アイエンガー

よく読んだな。頑張った。

 

当たり前のことが書いてあるのかもしれない。

 

人は選択を自分でできると認識して、選択することが大切。

 

なにを選択できることに重要性を感じるかは自分が育ってきた環境による。

朝起きる時間も決めるのも選択と思うようなアメリカ的な考え方も有れば、そうでない人もいる。

 

選択ができるのはいいけれど、選択肢が多くなりすぎると判断できない。人が認識できる数って7プラマイ2らしい。ちなみに私は6。

沢山選択肢があるなら、3つに分けて、その後も3,3ってツリーが決めやすい。

 

そして、選択って自分でしているって思ってるけど、案外周りに作られているものだ。

また、自分は大多数とはちょっと違うと思いたいっていう心理が働く。

あと、自分の選択に辻褄が合うようにするっていう心理も。

 

そして、選択をすることによって責任が伴う。難しい判断をする時は専門家の意見を聞くことで後々の後悔、幸福度が変わるから利用しよう。

 

選択は素早く、早く、無意識のうちに行われる「自動システム」と論理や理性で先を考える「熟慮システム」で成り立つ。

この二つが一致する時葛藤が起こらない。

満足のいく選択ができるために知っとくといいこと。

1,人は想像しやすいものを重視しやすい。物を並べるなら最初と最後のが陳列棚から買われやすい。

 

2,フレーミング。問題を考える枠。手術を決める時に成功率を言うか、死亡率を言うかで決断がかわる。

 

3,関連付け。パターンを見つけたがる。株価が上がってるとこれからも右肩上がりだと思ってしまう。

 

4,確認バイアス。選択肢を選んだ時それを正当化する情報を探そうとする。

 

 

2020/12/27-2021/1/19

「リーダーの禅語」舛野俊明

50の禅語が載っていた。

そのうち心に響いたものもいくつかあるけど、忘れてしまう気がする。

これというのを書き留めておこう。

その時の自分の状況によって入ってくる言葉は違う。それに当たり前だけど、いろいろ読むより、これって言葉を人に諭してもらった方が覚える。

 

本来無一物

人間本来なにも持ってない。体一つで生まれてきた。

これ中学生の時に知ってなんとなく覚えてた。

死ぬ気でやれば強いとか。どんな人でも最初はなにも持ってない一緒だったとか。

 

主人公

これが、禅語だとは知らなかった。

自分が主体となって生きる。朝起きるか⁇とか全部自分が主体だ。主人公だ。もう一人の自分

 

一切衆生悉有仏性

いっさいしゅじょうしつうぶっしょう

私がちょっとだけ言えるお経に出てきた気がする。どんなものでも、どんな人でも仏の心を持ってるってこと。いいところが必ずある。

生きとし生けるもの、もっといえば森羅万象すべてに、仏性が宿っている

 

喜捨

お賽銭は投げ捨てる。自分がやった施しはやったら忘れる。恩着せがましくしない。

喜んで捨てる

 

日日是好日

にちにちこれこうにち

毎日いい日だったらいいなというより、今の積み重ねが、毎日になるという意味。今を大切に。

いいことは今この時しか出来ない経験。

 

 

座禅

土の上に人が二人。私と本来の私。

基本は調身、調息、長心

背骨がS字をかき、尾てい骨とあたまのてっぺんを一直線。

ゆっくりと一分間に3-4回の呼吸

これができれば、心も整う。

 

 

2020/12/24-2021/1/16

「山女日記」湊かなえ

山に登りたくなる。

登って綺麗な景色を見たい。無心になって歩きたい。

レーニングしてないし、トラッキングかなと思ってる。

 

旅行に行って晴れている時は誰といっても楽しいけれど、雨とか天気悪いと楽しめる人が限られる。

天気が悪くても楽しめる相手と時間を共に過ごしたい。

 

この本も読むのは2回目だ。昔読んだ時はつまらないと思ったけど、結婚して子供も産まれて落ち着いて読むと楽しいね。

昔は共感できなかったんだろうな。

 

箱根の金時山なら私でも登れそう。

富士山を見に行こうかな。

 

2021/1/12-14

「水曜日の凱歌」野波アサ

新成人おすすめみたいな形だったので読んでみた。表紙から戦争物だと分かったし、前を向ける内容かなと。

間違ってはなかったけど、戦後の中を生き抜くお母さんと14歳くらいの女の子の話し。

戦後の政府が主導した米軍向けの慰安婦施設で働いていた。なんだろ。重い。こっち系だと思ってなかったから辛い。

青森海岸にあったんだ。平和島って捕虜収容施設だったから、大森海岸なかったんだろうな。とか思いながら読んでた。

 

さて、母子二人になっても母に英語ができるという強みがあった。そして、才覚も。一人で生きていくのは大変だから、パートナーが欲しいというのはわかる。そしてその目利きもあった。

娘はそれが受け入れられない。

なんで昨日まで戦ってた爆撃機を落とした人と仲良くできるのって。

食べ物に困る。そんな生活もうしたくない。でも力が欲しいという母に戸惑いを感じる。

母親には母親でいて欲しいんだよね。

 

自分はどう生きていくかを考えた上で、体を酷使するような仕事は続かない。復員するであろう兄に胸を張って言える仕事がいいと決意する。

知恵が必要。力がある人が勝つ。分かってる。でも受け入れたくないなとも思ってしまう。

 

 

2021/1/8-1/12

「未来」湊かなえ

また一気に読んだ。

親が鬱病病、病死、貧困、性的虐待、身体的虐待、いじめいろいろ詰まってる。

昔はお金がないから子供を身売りするとかあったけど、それ虐待だよなって思った。選択肢が増えた分自由になったのかな。

 

そんな中、未来に向かって前向きに生きているまた生きようとしている姿が暗い気持ちになったけど、先が気になる。正直、青春ものよりこういう方が湊かなえに求めている。

 

ディズニーランドが夢の国。確かにそうだな。小説の中だとドリームランドだけど、夢の押し売りみたいな言い方がちょっと新しかった。

でも夢の象徴みたいな存在があるのはよかった。そこに夢を見られる。

 

弱いと思ってる人も強いんだよ。そして、弱いという人は弱ってしまう理由を求めている。それが、家庭内の虐待とかの問題とか。意味がわからないものには理由を求めてしまう私たちの習性なのかな。

スーパーとしてハッピータウンが出てきてちょっとほっこりした。

 

読んでみて、同じような経済的状況の人は同じようなところに住むんだなと思った。

そして、もしこれから先私が、シングルになったとして子供が新しいパートナーに性的虐待とかやな思いをしたとしたら、ノーの言える力は持っていたい。

 

 

 

2021/1/6-1/7

「ブロードキャスト」湊かなえ

ミステリーではないこういうのも書くんだね。表現とか好きだけど、どうしてもミステリーを期待してしまう。

 

中学の今が一番いい時だった。そんなの高校入りたいで思いたくない。過去のあの時がって過去の栄光になんてすがりたくない。

今が一番輝いていたいって思いたい。

主人公も今の輝きを取り戻したい一人だ。何かに没頭するってそういうことだ。

運動部の方が文化系よりかっこいいって自分も思ってしまっているし、主人公もそう。でも、今の自分を、恥ずかしいも思わずに胸をはろう。

ドラマとかアニメとか好きなはずなのに、放送部に入っている人は気持ち悪いとかおかしいね。自分とは違う人種の人が作っていると思うから、近くの人が作っていると、ましてや自分が見下している人が目指していると馬鹿にしたくなる。つまり羨ましいってことなのかな。

 

好きな表現

水をいっぱいにいれてふくらませた風船の穴みたい。

みんなが一丸になって頑張ろうって時に、不安とか自分でいいのかなとかいうのが嫌いだ。

一つの穴から別のやつの不満も溢れ出して、破裂ししちゃう。不安を口に出さずにはいられないのかもしれないけど、もう動き出したんだ。

 

そう、動き出したら、いかにやるかだ。

 

2021/1/3-4

「バームクーヘン」

2年前にちらっと読んで進まなかったけど、今回はすすんだ。

 

気に入った詩は4つ。また時間が経てば変わるかな。

 

くらやみ

まいにち

こころから

すききらい

 

すききらいが好き。

嘘で嫌いというより本気で嫌いというほうがいい。好きでも嫌いでもないのはつまらない。

 

つまらないという言い方が好き。無難ってことかな。好き嫌いを判断したい。

 

 

2019/1/8-2020/12/23