zo-santotea’s diary

読書日記。1週間に3回アウトプット。

「誕生日を知らない女の子」黒川祥子

プロローグから重い。ゆっくりとしか読めなかった。

 

虐待の後遺症って考えたことがなかった。性的虐待を受けた子が施設で他の子に同じ行為をする。やるかやられるかな関係で育ってきた子供は舐められないために暴力をふるう。

お風呂での体の洗い方がわからない。トイレの後の処理がわからない。

じぶんのいけんが通ったから言わない。向き合いたくない時は放心状態になって何も聞かずやらず自分を守る。

心に傷を負った人をそこから普通の人に戻すのってすごく労力がかかる。

それで生計が維持できると確証がないとファミリーホームとか出来ないな。労働って考えると拘束時間長いし、自分も傷つく。

 

無条件に子供を愛せるか⁇筆者が虐待された経験を持つ子が親になった時に聞かれたらしい。私ならなんと答えるか。わからない。私は理不尽なことも多々あるけど、子育てしてるから、無償の愛はあるけど、無条件ってなんだろってと思ってしまう。

 

子供を愛するのに条件を考えたことがないと言うのが筆者の答え。その通りだ。

 

 

この筆者面白い。二児のママ。東京女子大を出て、弁護士秘書、ヤクルトレディー、デッサンモデル、業界誌記者をやってフリーライターに。色々してる。

 

2022/3/25-3/31