zo-santotea’s diary

読書日記。1週間に3回アウトプット。

「いのちの停車場」南杏子

同じ仕事でも見る立場求めるものが違えば状況は全く変わる。救命救急で働いていた主人公が終末医療の世界に入ったら、目的が変わるのかな。

前は生き延びさせるためにあらゆる手段を使ったけど、終末医療は何をするかしないかを決めて、死を迎える。

 

自分の家族には長生きをしてもらいたいとも思うし、安らかに最後を迎えて欲しいとも思う。その切り替えの判断を私は適切にできるのかな。葛藤するだろうな。正解のわからない問いだもん。

 

介護は疲れる。家族を犯罪者にしないための訪問診療科というのも心が打たれた。

 

私が物心ついた時の祖父と祖母の死は自宅や子供の家だった。昨年末もう死期が近いとホームを出てきた祖母は1週間もせず亡くなった。幸せだったかな⁇でも幸せだったと思いたい。いや、幸せだったと言い切るよ。

ホームに入る前に介護をしていた母は大変そうだった。どうしてもイライラしてしまう。今住んでいるマンションでも介護をしている家があるらしく、よく怒鳴り声が聞こえて来る。

皆んなが幸せになるような人生を迎えられるといいね。

 

私は?やっぱり家族と一緒に最後を迎えたいな。

 

2022/1/15-1/17