ドルが国際通貨であることでとてつもない特権を得ている。
アメリカが輸出超を好意的に見ていて、輸出する製品を作ることなく、お金をただ造幣局で刷ればお金ができる。信用創造か。それに他国の通貨に振り回されることがない。貿易で自国通貨をドルに替える為に手数料や手間をかける必要がないことも大きな魅力だ。
また国際通貨のため、金利が低くても他国からお金が集まる。
国際通貨になる為には流動性、そしてそれに見合う経済規模が必要だ。
イギリスは経済規模が小さくなっていったので、国際通貨の座を明け渡している。今後、ユーロ、中国元が台頭して、ドルのライバルになるだろう。そして、それはゆっくり起きるというシナリオだ。そしてその後国際通貨になり得るのは、高齢化で経済が尻すぼみの日本やロシアではなく、インドやブラジルだろうと言われると悲しくなってしまう。
金本位からニクソンショック、リーマンショックと歴史も説明があったけど、わからないところが多々あった。歴史に学べというしまた勉強しなきゃ。
リーマンショックで、ドルが切り下がった。対外債務がドル建てであるアメリカは、ドルがから下がっても債務の重みは変わることなく、通貨安によって貿易上の国際競争力が高くなることで乗り切れたという文言の理解がなかなかできなかった。例えば、韓国ならお金を借りる時ドル建てとなる。韓国の自国通貨が、切り下がればこのドル債務に対する負担が増す為から下がらないように為替介入が必要となる。
通貨安だと自国の製品が安く売れるから貿易いいけど、外国通貨建の債務が重くなる。
繋がってるんだね。
通貨の影響が大きいものだということはわかったから、今後注意してみていこう。
2021/9/22-10/26