zo-santotea’s diary

読書日記。1週間に3回アウトプット。

「さよならドビュッシー」中山七里

音楽を聴きたくなる。ほんと私は影響されやすいな。

面白い。そして、人生教訓的なのがところどころに入ってて痛いところを疲れる。

 

でてくる登場人物に個性があって面白い。私は新庄先生が好きだな。最後まで読めばたしかに伏線があったーって思うけど、読んでて全然気が付かなかった。うー、予想外の展開とはわかってたのに悔しい。

 

傍観者になるかどうか。それを決めるのはその時自分がどう動くか。そして、傍観者になると決めた時から裁かれない罪を負う。

 

全ては結局自分との戦い。逃げることを覚えたら次からもっと戦うのが怖くなる。

逃げるのはクセになる。思い当たることだらけでずしんとくる。

 

リスト超絶技巧練習曲。岬先生がコンクールで引いた曲。リストが恩師チェルニーに献呈した12の練習曲。

熊蜂の飛行。リムスキー・コルサコフ作曲。蜂の飛ぶ様をそのまま旋律にしたような浮揚感と疾走感を持った曲

ドビュッシー。月の光。アラベスク1番。音楽から情景が生まれるよう。

ベートーヴェン。30歳になる前から難聴に苦しめられた。ハイリゲンシュタットで遺書をかいた翌年「英雄」を作った。「皇帝」は遺書から7年後。暮らしていたウィーンがナポレオン率いるフランスに占領されたときつくった。

ショパン。「革命」パリに向かう途中に故郷ワルシャワがロシア軍によって陥落したことを知るり蹂躙される故郷と残してきた家族。その時の失望と怒りをあわらした曲。

 

 

 

2021/5/31-6/4