zo-santotea’s diary

読書日記。1週間に3回アウトプット。

「暗幕のゲルニカ」原田マハ

ピカソの絵にまつわるところ、見た感想だったり、ピカソの見せ方だったりアートに触れるところに何回か旋律を覚えた。

ピカソの絵は抽象的でわからないと思っていたけど、スペインがうんだ偉大な芸術家。書くと単純だけどもっと奥深い。第二次世界大戦前のスペインのパビリオンに飾るために故郷ゲルニカナチスの支援を受けた空爆反戦のために描いた絵。

そんな近い時代を生きてたんだね。そしてその時代にスペインが軍事政権に呑み込まれていく中描いた絵。

 

キュピズムって何を描いてあるかわからないって思ってたけど、そのものの印象を捉えて大切なことは描いている。ぱぱっと描いた一筆画みたいな流れる線にも躍動感を感じる。ピカソの絵を見たい。

 

パルドイグナシオみたいなアートを庇護する大金持ちって本当にいるんだろうな。

不可能を可能に変える行動力と交渉力と熱意、そして財力を若干20歳のこの青年は持ち合わせていたのだ。

 

優秀なリーダーってこうなんだろうな。

こうと決めたら、全部、さっと進めてしまう。

 

 

ピカソの鳩が好きになりそう。

 

2021/5/17-5/30