zo-santotea’s diary

読書日記。1週間に3回アウトプット。

『名画で読み解くハプスブルク家12の物語』中野京子

世界史って全然知らなかった。学校でやってたけど、全体の流れとか理解してなかった。

神聖ローマ帝国が国王というか、○○国王とかの連合体の上で合議で決まる単なる上っぽい人ってことをまず知らなかった。支配してるんだと思ってた。

そして、フィリップ、カール、マリアテレジアや、マリーアントワネット、ナポレオンの結婚相手、第一次世界大戦の引き金になった殺された皇太子がハプスブルク家なんて知らなかった。

無知って怖い。結婚相手の格も求めるから同族結婚が多くなって、顎の出てるか下唇の太い顔と、子供が病弱になりやすいという欠点があるけど、それでも青い血と呼ぶ、高貴な決闘を誇るんだね。

もともとの本拠地のオーストリアと、結婚して手に入れたスペインを納めてい。沈まぬ国スペインを作り上げていた。

大体13世紀から、20世紀と600年近く繁栄してるってすごい。最初に有名なマクシミラン1世が1459-1519年間。室町幕府位。

いやいやー、長いね。

 

ちなみにこの神聖ローマ帝国(962-1806)を第一帝国。続くプロイセンビスマルク時代(1871-1918)を第二帝国。そして、1934年からのヒトラーナチス国家を第三帝国としようとした。よく第三帝国って聞くけどそういうことかと納得。

 

戦争は他のものに任せておくがいい、幸いなるかなオーストリアよ、汝は結婚すべしと結婚を繰り返して、大きくなったハプスブルク家面白かった。

 

2020/10/28-11/5